短い期間で、費用も安くおこなうことできるというメリットばかりが先行してしまいがちですが、デメリットやリスク、他の治療方法と比べてどうなのかも事前に知っておいたほうがよろしいかと思います。
メリット
- 抜歯の可能性が低くなる
- 審美治療に比べ、歯を削る量が低侵襲ですむ
- 全顎矯正にくらべ、比較的はやく矯正が終了する場合がある
(ケースにもよりますが、2~6ヶ月以内)
- 装置が大がかりではないので、痛みを伴わないことが多い
- 治療費が安い(全体の矯正の1/3~1/5ぐらい)
- 矯正装置が小さいので、目立たない矯正ができる
- 自分の歯を利用できる
- マウスピース矯正の適応の場合、他人にほとんど気づかれずに矯正を行うことができる
デメリット
- 奥歯のかみ合わせに問題があると、適応が限られる場合がある
- ブラケットを表側の歯に付けるケースだと、多少目立ってしまう
- 上下の顎骨の位置に問題がある場合には、対応できない
- 歯並びの程度が重度の場合は、対応できない場合がある
ケースによって上記の項目がすべてあてはまるわけではなく、その方のお口元の状況、または、治療方法の選択によって、メリット・デメリットは変わってくると思います。診断の段階で担当歯科医師にご自身の場合はどうなのか、を聞くのがよろしいでしょう。